令和4年度 教育実習

今年も当校に、学校教育の未来を担う若者たちが教育実習に来てくれました。
期間は約3週間でしたが、涙あり笑顔あり、密度の濃い時間を過ごして頂きました。その一部をこちらでご紹介致します。

山本 昂征英語

帝京大学

この四週間は授業準備などに追われ辛い時期もありましたが、それをいつも支えてくれたのは、授業中の生徒の姿でした。生徒の楽しそうに英語の活動をしている姿や、授業で生徒が理解してくれた瞬間に立ち会えた時には、頑張って良かったと心から思えることができました。これから先も、その喜びを噛み締められるように、生徒からも学び続ける教師でありたいです。

永尾 友理佳数学

日本大学

三週間の教育実習を通じて、改めて教師という仕事の遣り甲斐と大変さを痛感しました。自分が思っている通りに生徒が理解してくれるはずもなく、教える事の難しさに日々悩み苦しんでおりました。時には自分の力不足にくやしさのあまり涙を流す事もありましたが、最終授業で何人もの生徒が分かりやすかったとコメントをくれたときには努力が報われたような気がしました。教師のやりがいを身をもって経験することが出来たこの経験を活かしていきたいと思います。

佐藤 舞美術

多摩美術大学

授業をする上で、先生方の工夫やそれに対する生徒の反応がとても勉強になりました。机間授業や発表では、双方のリアクションがとても大切であること。授業においては周りへの目配りがとても難しい事など、実習を通じて自分の意識変革となる機会を頂きました。

浅野 雅現代文

共立女子大学

授業を行ううえでの教材研究は、いくらしてもやり過ぎる事はないと痛感しました。様々な反省点が毎回出て、心が折れそうにもなりましたが親身になって支えて頂いた先生のアドバイスのお陰で日々改善に努め、自身もつくようになりました。生徒からも「分かりやすい」「楽しかった」などの声が聞けて、やりがいを感じることができました。教師になる夢をかなえたいと思います。

堀越 夏月保健体育

流通経済大学

私は、気付く力を高めることを目標に3週間の実習を行いました。授業を行う面では、生徒の様子を見ながら、退屈したり眠くならないようにしたり工夫して授業を行うことや、体調の変化などに気付くことができるようにしたいと思っていました。しかし始まってみると、教師という仕事の大変さをとても実感しました。生徒が楽しむことのできる授業をつくるために、先生方は工夫して授業を行っていることを知り、尊敬するとともに、自分も生徒のことを第一に考えることができるような教師になりたいと思いました。今回の実習で、実際に生徒と関わることができて、これからの課題を見つけることができ、とても充実した実習を行うことができました。

塚本 大現代文

二松学舎大学

生徒達は皆、これ以上ないほど温かく迎えてくれました。私は実習に臨むにあたって『一人でも多くの生徒と関わりを持つ』を目標にしておりました。羅生門をテーマに授業を行いましたが、未熟な授業にも関わらず生徒たちからは素晴らしい感想を頂きました。すべての生徒たち、先生方に感謝するとともにこれから教師になる為精進したいと思います。

中嶋 明日香現代文

聖心女子大学

教育実習を通して教員としてのやりがいと大変さを学ぶことができました。どうすれば生徒に分かりやすく伝わるか、興味を持ってもらえるかを意識して授業準備に取り組みましたが、本当にこれでいいのか不安になってしまうこともありました。しかし、授業は教師だけで作りあげていくものではなく、生徒と一緒になって作りあげていくものだと気付くことができました。また、先生方の授業を見学することで指導するうえで意識していることなどを学び、積極的に自分の授業に取り入れることができました。教員という仕事の魅力を知ることができたので、非常に実りのある実習にすることができました。そして、教員になりたいと改めて感じることができました。

対馬 明星書道

和洋女子大学

芸術科書道を担当しました。一人でも多くの生徒に書道の楽しさを知ってもらうために、左利きの生徒にはどのように教えればいいか、伝え方の工夫を自分なりに考えてトライ&エラーを繰り返してみました。すると自主的にポイントをトを書き込んでくれる生徒や、書くのが楽しいといった声をもらうことが出来ました。悩んで苦しい思いもしましたが、ご指導頂いた先生方、そして同じ志を持つ実習生の存在があったからです。貴重な経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。

榊原 大輝数学

玉川大学

授業だけでなく、陸上記録会を通じて生徒達とのコミュニケーションをうまく取れたことが実習期間を充実させてくれました。また休み時間には生徒から勉強法や問題を伝える事で、関わる機会を増やしていきました。授業では丁寧な説明を心掛け、生徒との対話を意識した授業を心掛けておりました。生徒たちから学んだ事を今後の人生の糧としていきたいです。

黒田 和希現代社会

東京農業大学

教育実習では教員としての視点を知ることができ、とても貴重な体験を積むことができたと思っております。また、つたない私の授業を一生懸命理解しようと努力してくれた生徒にも感謝しております。生徒に真摯に向き合う先生方の姿勢や何事にも積極的に取り組む生徒の姿に感銘を受けました。今後は今回の経験を活かし社会に貢献し、活躍できるように日々精進していこうと考えております。

濵野 夏葵保健体育

東京女子体育大学

伝える、教えるという事に必要な事は自分で考え、行動することだと実感しました。生徒によって伝え方を変える必要があり、教科書通りに進めるだけが授業ではない事や教育者として自分の型を作ることの大切さを改めて考えさせられました。授業だけでなく、生徒と関わる全ての場面で教育する先生方の姿を見て、教員のやりがいを感じました。

飯田 康太保健体育

帝京平成大学

教育実習前の大学の講義では指導案作成や模擬授業などを多く練習していました。ですが模擬授業の生徒役は友人だったので失敗しても笑って誤魔化せたり、友人だからこそ真面目に授業に参加してくれることが普通でした。そんな中、実際に教育実習が始まり教壇に立ち授業をすると模擬授業とは全く違う雰囲気で今まで練習してきたものとは全く違うものでとても緊張したことを覚えています。しかし教材研究をした分だけ生徒の反応が良かったり、授業外でも生徒に話しかけてもらえる機会が多くありその時に達成感を感じる事ができました。私はこの教育実習を通して改めて準備をする大切さを学ぶ事ができました。

樽谷 三奈古文

昭和女子大学

教育実習での経験を通して生徒たちと向き合い、考えさせ、気づかせるよう指導していくことの難しさを実感しました。一方で、生徒たちと一緒に授業を作りあげていく楽しさも学ぶことができました。このことを学ぶことができたのは先生方や一生懸命授業を受けてくれた生徒たちのおかげです。ICT教育にも触れ、電子黒板の導入方法やそれにあわせたノートつくりを拝見し多くの事を学びました。実習を通して教員の大変さと醍醐味を感じ、将来絶対に教員になろうと改めて思いました。